2018年08月25日
観光マップ作りへアイデアを話し合う=右から=河野加奈実さん、亀井美希さん、桶口真葵さん
「地元の良いところを自分たちの視点で発信して、若い世代の観光客を増やしたい」と赤穂高校新聞部の女子部員3人が街歩きマップの作製を企画している。
10月中の完成を目指し、店舗への掲載許可依頼やデザインなどを進める予定で、「私たちにしかできないマップを作りたい」と意気込んでいる。
3人は亀井美希さん(17)=尾崎=、河野加奈実さん(16)=塩屋=、桶口真葵さん(16)=目坂=で、いずれも2年生。地元活性化に取り組む意欲のある若者を地域のリーダーとして育成する高校生向けワークショップ「若武者育成塾」(公益社団法人日本環境教育フォーラムなど主催)に論文応募したところ、全国64チームから参加7チームの一つに選ばれ、今月上旬に広島県庄原市であった合宿に参加した。同市内で地域の魅力づくりに取り組んでいる人たちへのインタビューや参加者同士のディスカッションで、さらに意欲が高まったという。
合宿中にスタッフから聞いた「女性が集まるところには男性も集まる」という話をヒントにターゲットを設定。「若い女性が好みそうなお店が複数あって街歩きを楽しめるエリア」として御崎地区と坂越地区をマップ作成範囲に選んだ。主催者からの助成金は上限10万円。費用を抑えるためにマップに使う写真は自分たちで撮影に回るつもりだ。
「一般に『地図を持たない』と言われる若い女性層にも手にしてもらえるマップを作れるかどうかが課題」と話す3人。紙の地図をインターネットと融合させる方法にも知恵を絞る。12月には東京でワークショップ参加校による成果発表の場が設けられており、「いい報告ができるように頑張りたい」とやる気になっている。
[ 商業・経済 ]
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。