2018年10月29日
意見交換会でマップの内容を提案する生徒たち
生徒たちによる赤穂の観光マップ作製に取り組む赤穂高校(山田潔校長)で、赤穂観光協会を招いた意見交換会がこのほど開かれた。2グループが地図の構想やデザイン案をプレゼンテーション。アドバイスに耳を傾けた。
同校では今年度、海外の学校とインターネット交流しながら巨大壁画を共同制作する「アートマイルプロジェクト」でインドネシアの高校と交流。相手校へ贈ろうと、「赤穂観光すごろくマップ」の制作に取り組んでいる。また、これとは別に新聞部有志が「若い女性のためのインスタ映えする観光マップ」を考案中だ。
意見交換会には観光協会の安田哲事務局長(48)が招かれ、「トライやる・ウィーク」活動中の中学生3人も同席した。安田さんは「まずは赤穂が日本のどこにあるのか、という基本情報は入れておくとよいのでは」と助言。その上で、「奇をてらわずに、みなさんが日常生活の中で『いいな』と思ったものを地図にまとめてほしい」と自分自身の感性を大切にするように呼び掛け、「自分の足で稼がないとだめ。赤穂を歩いて、地元の人にもあまり知られていない魅力を見つけて」と話した。
両グループとも11月中の完成を目指す。「赤穂すごろくマップ」のレイアウトを担当している3年の有元莉香子さん(18)は「アドバイスを取り入れて、楽しめるだけでなく地図としても使えるすごろくに仕上げたい」と話した。
[ 商業・経済 ]
掲載紙面(PDF):
2018年11月3日(2299号)3面 (10,127,746byte)
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