2018年11月09日
古民具再生作品展を開催中の妻木敏保さん
使われなくなったタンスや桶といった木製品を飾り棚や写真立てなどにリメイクした「〜命ふたたび〜古民具再生作品展」が加里屋の赤穂市立民俗資料館(大河龍生館長)で開かれている。
姫路市飾磨区の妻木敏保さん(75)が約120点を出品。3年前にも同館の企画展に作品を提供しており、今回は約半数が新作だという。
お釜の蓋を文字盤に利用した掛け時計はおはじきや学生服のボタンを時刻の目盛りに埋め込んだ。小さな穴を複数空けた一斗枡の中に電球を取り付けたランプシェード、寿司桶をフレームに仕立てた飾り棚などアイデアと工夫を活かした作品が並ぶ。
子どものころから家にあった大工道具で工作を楽しみ、大人になってからも日曜大工が趣味となった妻木さん。多くの生活道具が「粗大ごみ」として捨てられているのを目にし、定年退職後の60歳から古民具再生に取り組むようになったという。
「ひらめいたアイデアを形にして完成させられたときに喜びと達成感を感じる」といい、「新しくよみがえった姿を見てもらえれば」と話している。
12月2日(日)まで午前9時〜午後5時。水曜休館。妻木さんは会期中の土日はほぼ来館する予定で、作り方についての質問にも応じる。入館料100円(小・中学生50円)。Tel42・1361。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2018年11月10日(2300号)1面 (6,223,942byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。