2018年11月19日
山陽道赤穂料金所で行われた防犯訓練
高速道路の料金所が強盗に襲われる場合を想定した防犯訓練が塩屋の山陽自動車道赤穂インターで19日にあり、警察への通報やカラーボール投てきなどを訓練した。
西日本高速道路関西支社姫路高速道路事務所と関連会社が赤穂警察署の協力で実施。料金所スタッフ2人がゲートから回収して事務所へ運んでいる現金入りのケースをピストルを持った2人組の犯人が奪うという想定で行った。
サングラス姿の犯人役にケースを奪われたスタッフは、一人が犯人の服装や逃走車両のナンバーを携帯していたボイスレコーダーに録音。もう一人が事務所内へ駆け込んで警察へ通報し、緊急事態を知ったスタッフがカラーボールを犯人の車に投げつけた。
訓練には同社が管轄する別の料金所の従業員を含めて約40人が参加した。同社では5年ほど前から集金などでレーンに出る場合に録音ボタンを押したボイスレコーダーの携帯を義務付けており、声に出したことが自動的に記録に残るようになっているという。
兵庫県内では南あわじ市内の料金所で昨年7月、防犯訓練を行った翌日に現金8万円を奪われる強盗事件が発生。赤穂料金ステーションの平松富美子所長は「きょうの訓練の経験をスタッフ全員で共有し、日頃からの防犯意識を高めたい」と気持ちを引き締めた。
[ 社会 ]
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