2018年11月22日
静粛に戦没者を慰霊した追悼式
戦争で亡くなった赤穂市出身者を慰霊する赤穂市戦没者追悼式が中広の市総合福祉会館でこのほどあり、来賓と遺族関係者など約170人が参列。追悼を捧げつつ、平和への誓いを新たにした。
市遺族会によると、明治10年(1877)の西南戦争以降、赤穂市出身の1381人が戦争で命を失った。追悼式は平成8年から開かれている。
式典で竹谷政弘会長(77)は「先の大戦から学び取った多くの教訓を深く心に刻み、恒久平和を念じながら、希望にあふれ心豊かに暮らせる社会づくりに余力を費えてまいりますので、安らかにお眠りください」と式辞。参列者が白菊を一輪ずつ手向け、霊を慰めた。
巡洋艦「阿賀野」の乗組員だった兄が太平洋戦争で戦死した福浦の中本艶太さん(78)は「父と兄に連れられて、『弾除け神社』と呼ばれていた龍神社にお参りしたことを今でもはっきり覚えています」と偲んだ。
[ 社会 ]
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