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「一人の犠牲者も出さない」松原町で防災訓練

2018年11月25日

  • 今年も多くの住民が参加して行われた松原町の防災訓練

    今年も多くの住民が参加して行われた松原町の防災訓練

 地域ぐるみで防災への意識を高めようと、松原町自治会主催の防災訓練が25日にあり、住民と警察、消防など関係機関の約200人が参加。指定避難所までの移動や負傷者搬送などを体験した。
 「南海トラフ地震が発生し、瀬戸内海沿岸一帯に大津波警報が発令された」との想定。指定避難所の赤穂高校へ避難した。集合場所の体育館では松原町エリアのハザードマップをスクリーンに映し、大雨、高潮、津波などケース別の浸水想定を確認。「災害の種類や現在地などを踏まえて、避難先を判断して」と呼び掛けた。赤穂高校の生徒約40人も参加し、消火訓練や土のう作成を体験した。
 同自治会は平成24年から防災訓練を毎年欠かさず実施。千種川の河口に近く、役員は常日頃から洪水や津波に対する警戒を呼び掛けているという。中西尚会長(72)は「大規模災害にも一人の犠牲者も出さないことを目指しています。危機感を持ち続けるためにも訓練は続けたい」と話した。


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掲載紙面(PDF):

2018年12月1日(2303号)4面 (9,390,988byte)


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