2008年11月18日
「さこし船岡を良くする会」が作ったハイキング用の竹杖
安全で快適な山歩きを楽しんでもらおうと、坂越のまちづくりグループが竹製の杖約70本を作成。21日、船岡展望台に設備する。
「さこし船岡を良くする会」(28人、牟禮宗弘代表)は展望台から宝珠山一帯を散策するウォーキングイベントを年数回開催。高齢の参加者にとって急な山道が歩きづらそうなため、自由に貸し出せる杖づくりを考えた。
今年9月、山のふもとの竹やぶから手ごろな太さのホテイチクを切り出し、約1・4メートルの長さにカット。節を滑らかに削り、バーナーであぶって油抜きした。これにより、丈夫で長持ちするという。
杖は誰でも自由に借りることができ、宝珠山から登山道がつながっている小島の「みかんのへた山」登山口にも貸出・返却用の箱を設置する。
同山と茶臼山では今年4月、「さこし歴史と自然の森」として県がハイキングコースを整備した。
「リュックを背負った人たちの姿が以前よりも増えてきた」と牟禮代表。「“転ばぬ先の杖”で安全、快適に山歩きを楽しんで」と話している。
掲載紙面(PDF):
2008年11月22日(1822号)4面 (19,211,662byte)
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