2019年01月02日
むかしむかし、播磨の国、赤穂村にある大きな川「千種川」の河原に一本の細い道が続いていました。人が歩いたところが道になったというだけの細い道でした。
どこから来たのか、ひとりの旅のお坊さんが、その雑草の茂った草むらの中にある石をじっと眺めていました。
お坊さんは、長い時間、その石を前から、後ろから、そして、少し離れて見続けていました。(作・切り絵=村杉創夢)
[ 赤穂の昔話 ]
掲載紙面(PDF):
2019年1月1日・第1部(2307号)4面 (8,714,445byte)
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