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赤穂のカキで「ご当地マヨおかき」

2019年02月02日

  • 新商品誕生へ向けてコラボが決まった「マヨおかき」のイメージキャラクター「マヨ」とオイスターシスターズ

    新商品誕生へ向けてコラボが決まった「マヨおかき」のイメージキャラクター「マヨ」とオイスターシスターズ

  • カキパウダーを商品開発する船曳さん三姉妹=船曳商店提供

    カキパウダーを商品開発する船曳さん三姉妹=船曳商店提供

 赤穂特産のカキのおいしさを今までにない形で広めようと、中広の海産物卸販売「船曳商店」(船曳敬二社長)が企業と共同で、カキパウダーをまぶしたスナック菓子の商品開発に取り組んでいる。
 話題作りを兼ねて商品開発資金を支援金公募サイトで募集したところ、開始2日目で目標額30万円を突破。「多くの人に気軽に手に取ってもらえる商品を生み出したい」と商品化を進めている。
 シリーズ累計販売数400万個のヒット商品「マヨおかき」を手掛ける大阪の食品卸売会社「フェイスウィン」が昨年8月、「赤穂のカキを素材に活かした『ご当地マヨおかき』を作りませんか」と持ちかけてプロジェクトがスタート。カキのむき身を乾燥してミキサーにかけたパウダーをマヨおかきにまぶして試食したところ、「マヨネーズ味に磯の香りが広がっておいしい」と一気に話が進んだ。
 カキパウダーは船曳社長の三女・晶子さんら三姉妹が試行錯誤して作り方を考案。熱湯をくぐらせて殺菌した生食用むき身に約40時間温風を当てて水分を飛ばし、ミキサーにかけた。カキの風味が均一に付着するように、「パウダーのきめ細かさ」に重点を置いたという。
 フェイスウインによると、「これまで調味料やネーミングを工夫して数多くの地域限定商品を世に送り出してきたが、実際にご当地食材を原料に使うのは今回が初めて」という。今後、商品名や販売価格などを決定し、早ければ3月末に商品化が実現する。パッケージには「赤穂」の地名を表記するほか、三姉妹をキャラクター化した「オイスターシスターズ」のイラストもプリントされる予定だ。
 目標額達成後も「頑張って地域を盛り上げて」などと続々と支援の申し出が続いており、船曳さんは「ありがたく感謝して、プロジェクトのさらなる展開に活用したい」と話している。
 同プロジェクトへの支援は地域活性型支援金公募サイト「ファーボ兵庫」で3月10日まで受け付け中。3000円から5万円までの支援コースがあり、感謝状と完成品が贈られるほか、金額に応じて生カキなどの返礼品がある。


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