2019年02月23日
赤穂の塩や地酒を素材に新発売したチョコレート
地元特産の塩や地酒を原材料に使用したオリジナル生チョコレート「赤穂の海塩チョコ」「地酒ボンボン」を赤穂パークホテル(田淵新悟社長、さつき町)と、かみや本舗(上谷昌吾社長、塩屋)が共同で商品開発。同ホテルの土産物コーナーで限定販売を始めた。
「赤穂の魅力を発信できる、他にはない土産物を作りたい」と昨年9月、同ホテルがウエディングケーキの納入などで取引のある上谷社長に相談を持ちかけたのがきっかけ。試作を重ねて商品化を実現した。
「海塩チョコ」は塩を練り込んだ層とキャラメルを隠し味にした層の2段重ねをコーティング。塩とキャラメルがカカオの芳醇な香りを引き立てる。「地酒ボンボン」は市内唯一の造り酒屋、奥藤酒造の「忠臣蔵大吟醸」をミルクチョコに配合。吟醸香とチョコの華麗な相性が楽しめる。
いずれもベースはフランス産の高級チョコ。上谷さんがベルギー、スペインなど各国のチョコを試した結果、「フルーティーで華やかな酸味が『大人が食べておいしい』と思う味に向いている」と選んだ。塩や酒のバランスに加えて、チョコを溶かしてから固めるまでの温度調整(テンパリング)に最も気をつかったといい、滑らかな口溶けに仕上げた。
企画を担当したフロントスタッフの長谷川栄子さん(23)は「海塩チョコは甘しょっぱさの後で深いチョコの風味が口に広がる。地酒ボンボンは日本酒が苦手な私にもおいしいです」。杉岡博之支配人(48)は「市内外から人が集まるホテルは文化の発信源であるべきとの思いから企画を進めました。これからも赤穂の魅力をアピールできるアイテムを企業や商店と協力して生み出していきたい」と話している。
いずれも1個320円。海塩チョコ2個と地酒ボンボン1個のセットはラッピング箱入りで1300円。Tel43・8000。
[ 商業・経済 ]
掲載紙面(PDF):
2019年2月23日号(2315号)1面 (7,110,968byte)
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