赤穂民報

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災害時の助け合いを確認

2008年11月26日

  • 幅広い年代が参加した塩屋向地区の防災訓練

    幅広い年代が参加した塩屋向地区の防災訓練

 万一の災害時に備えようと、塩屋向自治会(木村音彦会長)が24日、応急処置の方法をラリー形式で体験する防災訓練を塩屋公民館で行い、住民約150人が参加した。
 雨天のため、塩屋第4公園から会場を移して実施。心肺蘇生法、AED(自動体外式除細動器)、トリアージなど5つのコーナーを子ども会、老人会など組織単位で順番に回った。
 外傷者救助のコーナーは、人が地震で倒壊した家屋の下敷きになっているとの想定。意識確認、救急通報、止血など正しい手順を学んだ。洪水体験コーナーでは、入浴剤で着色した水をひざの高さに張った仮設プールを歩き、洪水の中を出歩くことの怖さを体験した。
 訓練には地区内に住む消防隊員、看護師らも参加した。「大規模な災害時は住民同士の助け合いが不可欠。救急の知識や経験がある人は頼りになる」と木村会長。アドバイザーとして参加したNPO法人「日本ファーストエイドソサェティ」の岡野谷純代表(45)は「病院、消防、地域が互いに顔が見える関係を持つことが大切」と連携の重要性を話していた。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2008年12月6日(1824号)3面 (9,448,123byte)


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