2019年05月23日
初出場のペーロン競漕へ向けて練習に励む「赤穂の人たち」
5月26日(日)に相生湾で開催される「相生ペーロン祭」のペーロン競漕に赤穂市在住・出身者で今年結成した新チーム「赤穂の人たち」が初出場する。20代を中心に高校生から社会人が集い、「みんなで一緒に汗を流して祭りを楽しみたい」と本番を心待ちにしている。
市内で接骨院を開業する岩本隆志さん(37)=新田=とスタッフの山根拓哉さん(23)=折方=が同僚や友人らに声を掛け、今年3月に発足。毎週水曜の夜に集まって練習してきた。
練習場所は大橋町にある接骨院の診療室。舟に見立てて並べた診療ベッドに縦2列で腰掛け、太鼓の音に合わせて櫂を漕ぐ。「正しいフォームとメンバーの息を合わせる」ことに重点を置いてトレーニングしてきた。
岩本さんと山根さんは別チームでペーロン競漕の出場経験があるが、その他のメンバーは初出場。ペーロン艇に乗船したのも19日の海上練習が初めてだったが、キャプテンの山根さんによれば「初めてにしては、まずまずのタイムが出た」という。
ペーロン競漕は実力上位の一般男子1部をはじめ同2部、一般女子、オープンレースの各部門があり、「赤穂の人たち」はオープンレース(600メートル)に出場する。
大会に向けてランニングとジム通いで体を鍛えてきたキャプテンの山根さんは「出るからには一等を目指す」と意欲。監督を務める岩本さんは「赤穂で働いたり、学んだり、住んでいる若者が何か一生懸命になれる場をつくりたかった。まずは思いっきり祭りを楽しんでほしい」と話している。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2019年5月25日号(2326号)4面 (11,961,567byte)
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