2019年06月18日
新田の関西福祉大学で18日、特定外来生物のセアカゴケグモが1匹見つかった。セアカゴケグモは全国各地で発見事例があるが、赤穂健康福祉事務所によると、「赤穂市内で発見が報告されたのは初めて」という。
大学によると、同日午前11時ごろ、キャンパス内の人工芝グラウンドで学生が発見し、「見たことのないクモがいる。セアカゴケグモのようだ」と事務室へ通報。職員が殺虫剤で駆除した。体長10ミリほどで「雌ではないか」とみられている。
セアカゴケグモはオーストラリア原産の小型のクモ。日本に輸入される資材などに付着して国内に侵入したと考えられている。攻撃性は高くないが、毒を持つ雌にかまれると痛みや腫れを引き起こす。吐き気や腹痛を伴って重症化する場合もある。道路側溝の中、植木鉢やエアコン室外機などの物陰に営巣することが多い。「アースジェット」などピレスロイド系の薬剤で駆除できる。
健康福祉事務所は「絶対に素手では触らないこと。もし、かまれたら、すみやかに医療機関を受診して」と話している。
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