赤穂民報

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赤穂市内で初 マダニ感染症

2019年07月21日

 兵庫県疾病対策課は7月19日、マダニが媒介する感染症の重症熱成血小板減少症候群(SFTS)を赤穂市内の80代男性が発症したと発表した。赤穂市内で発症が確認されたのは、2013年に届出が義務付けられて以来初めて。
 発表によると、男性は今月8日から発熱などの症状を訴え、11日に市内の医療機関を受診。SFTSの疑いがあるとして県立健康科学研究所が検査した結果、17日に陽性と判明した。
 同課によると、感染経路は不明。男性は入院中で回復にに向かっているという。
 SFTSはウイルスを持ったマダニに刺されて起きる感染症の一種。発症すると発熱や血小板の減少などの症状が出て、死亡する場合がある。同課は「草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して肌の露出を少なくし、虫除け剤を使用して」と注意喚起。「マダニにかまれたときは、無理に引き抜こうとせず、皮膚科などの医療機関で処置を」と呼び掛けている。


事件事故 ]

掲載紙面(PDF):

2019年7月27日号(2334号)3面 (11,568,091byte)


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