赤穂民報

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京アニ放火事件 赤穂出身の同社役員が安否不明

2019年07月22日

 京都市伏見区のアニメーション制作会社「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で、赤穂出身の同社役員、武本康弘さん(47)の安否が確認されていないことが関係者への取材でわかった。
 武本さんは赤穂中から赤穂高、アニメ関連の専門学校を経て京都アニメーションに入社。『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』『ツルネ−風舞高校弓道部−』など数多くの人気作で監督や演出、原画などを手掛けた。同社の取締役を務めている。
 警察によると、事件は今月18日午前10時半ごろ発生。京都府警捜査本部は、職業不詳の青葉真司容疑者(41)を殺人・放火容疑で逮捕状を請求した。事件当時、建物内には74人がおり、34人が死亡、34人が重軽傷を負った。警察は被害者の氏名について公表していない。
 武本さんの親族によると、武本さんは妻と長女(7)の3人家族。休みには家族3人で遊びに出掛けていたという。武本さんの父は、「孫がね、『お父さん、帰らへんのん?』言うてね。辛いです。元に戻してほしい。ただそれだけ」と声を詰まらせた。母は「生きていてほしいと信じたい」と顔を覆った。


事件事故 ]

掲載紙面(PDF):

2019年7月27日号(2334号)3面 (11,568,091byte)


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