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《西有年産廃》無届けで樹木伐採 市が中止指導

2019年07月27日

  • 事業者による無届伐採が発覚した西有年の産廃処分場建設予定地=同協議会提供

    事業者による無届伐採が発覚した西有年の産廃処分場建設予定地=同協議会提供

 西有年の山林で管理型産業廃棄物最終処分場の建設計画を進めようとしている事業者が、法律で義務付けられている届出をせず、建設予定地内の樹木を伐採していたことが上郡産廃問題対策協議会(塚本義勝会長)の調査でわかった。赤穂市は25日、現地を立ち入り調査。伐採などの作業を中止するよう事業者を指導した。
 今月15日に現地視察した同協議会によると、予定地を取り巻くように機材運搬用モノレールが敷設されており、レール沿いの樹木を伐採した状況が確認できたという。市農林水産係に確認したところ、無届で伐採されていたことが判明した。
 森林法は、地域森林計画対象の民有林を伐採する際、30〜90日前に地元市町村へ届け出ることを義務付けている。届け出のない伐採は「無届伐採」となり、市町村は伐採の中止や造林を命令できる。悪質なケースや命令に従わない場合は100万円以下の罰金を科す罰則がある。
 事業者の東洋開発工業所(大阪府豊能町)の話では、モノレールは予定地の地質と水質を調べるボーリング機材を運ぶため今年2月下旬から設置。進捗に応じてレールを付け替え、総延長は約2キロで、8月末までに撤去する予定という。
 同協議会は「事業者のバックについている大栄環境は、廃棄物処理施設の建設について長い経験をもっており、届け出義務を知らなかったとは考えられない。地元の反発を受けないように、故意に無届けで伐採を実行したのではないか」と不信感を強めている。
 立ち入り調査した市農林水産係は「まず、作業を中止するように口頭で指導した。今後、伐採面積を把握した上で対応を検討する」と話している。
 ▽東洋開発工業所の話=「届け出義務があることを知らなかった。伐採は下請けに外注しており、必要な手続きを行った上で工事が行われているものと思っていた」


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2019年7月27日号(2334号)1面 (11,568,091byte)


赤穂市で土地をお探しの方

コメント

 正しくは「農林水産係」でした。訂正しました。

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投稿:赤穂民報 2019年07月27日


兵庫県が事前協議を受理している中で、現地立ち入り検査を行った市の農林水産課の方々は本当にお疲れ様ですと言いたいです。
伐採届を提出していなかったことが産廃の計画を止めることになるのかどうかはこの記事からは読み取れませんが赤穂の未来を守るために迅速に動いてくれている姿勢はすごく頼もしいですね。
…ところで、市に農林水産課という部署はあるのでしょうか?ホームページを見ても見当たらない…。

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投稿:拍手 2019年07月27日


業者は信用ならん。
即刻、開発計画の撤廃を!
赤穂の環境破壊を食い止めなければ!!

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投稿:ほらね 2019年07月27日


赤穂市の立ち入り検査に拍手。市民からの申し出によくぞ答えている。
市長さんはじめ、担当部署の方々これからもしっかりお願いしますよ。

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投稿:赤穂市がんばれ 2019年07月27日


東洋開発工業所って何。いかがわしい会社でないの。「届出義務を知らなかった?」「下請けが必要手続きを行っていたと思ていた?」全く責任回避ではないか。この会社、事前協議書でも西有年自治会と協議事実もないのに「協議中」と虚偽記載をしておきながら「嘘をつく気はなかった」などと言い訳をする。西有年(地番)に約300万㎥(約540万?)もの産廃最終処分場を計画。危険物質そのもの巨大ゴミ捨て場になる。この会社の後ろ盾になっているのは、日本でも最大手の大栄環境KKだ。市民団体から指摘されて都合が悪くなれば、傘下の下請けに責任を押し付ける。この一つをとってもこの企業の体質がわかる。こんな企業は、信用できない。兵庫県行政も紛争予防条例を盾にとって、事前申請を受理し手続きを進めているが、審査経過に曖昧さが散見し、非常に問題である。「不作為の作為」(知っていて知らないふりをして責任を回避する)が多分にある。こんな会社が仮にも産廃処分場を事業認可されると必ず、取り返しのつかない事故を起こすことは、目に見えている。そんな事例が全国的に多々ある。そして、必ず責任回避、責任をどこも取らない。
 赤穂民報さん、この問題に正面から真摯に向き合い継続した取材をありがとうございます。私たちは、真実を知りたいのです。

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投稿:市民監視 2019年07月27日


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