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初の全国大会で狙う会心の一投

2019年08月03日

  • 初の全国大会で自己記録更新を目指す藤原颯汰君

    初の全国大会で自己記録更新を目指す藤原颯汰君

 陸上競技の男子砲丸投で赤穂中学校3年の藤原颯汰君(14)が第46回全日本中学校選手権大会(8月21〜24日、大阪市・ヤンマースタジアム長居)に初出場する。
 身長174センチ、体重66キロと砲丸投げ選手としては細身で、100メートルを11秒77で走る瞬発力を生かした投てきが持ち味。6月の県通信大会で自己ベストの13メートル06を投げて2位となり、全国大会の参加標準記録(13メートル00)を突破した。7月の県総体でも13メートル02で準優勝。コンスタントに13メートル台を出せる地力をつけている。
 昨シーズンの自己記録は12メートル36。レベルアップのために地道な冬季練習に取り組んだ。10台並べたハードルを片足跳びや両足跳びで越えていくジャンプ練習、地面に平置きした古タイヤを手で押すトレーニングなどで下半身を強化。砲丸を突き出すスピードとパワーが格段にアップした。
 学校生活では生徒会の生活部副部長として毎朝校門であいさつ運動。「学校や学年の中心的存在。後輩からも慕われ、『気は優しくて力持ち』のとおりの人柄」(竹原史也顧問)という。
 陸上競技の魅力を「記録を伸ばすために練習メニューとかを考えて、実際に成果が出ること」と話す藤原君。「今まで練習してきたことを全部まとめれば、13メートル50〜60を出せるイメージはある」と全国大会で会心の一投を狙っている。


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掲載紙面(PDF):

2019年8月3日号(2335号)1面 (10,993,275byte)


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