2019年09月07日
『ロバのシルベスターとまほうの小石』 ○作/ウィリアム・スタイグ ○訳/せたていじ ○評論社
なんともほほ笑ましいロバの一家の物語です。
ロバのシルベスターは、かわった形や色の小石をあつめるのが楽しみでした。
ある時、小さな赤い小石を見つけました。なんと、その小石は、なんでも願いを聞き入れてくれる魔法の小石でした。
シルベスターは楽しくて仕方がありませんが、目の前にあらわれたライオンに慌てふためいて、「ぼくはいわになりたい」と願って岩に変身してしまいます。
さて、岩になってしまったシルベスターはどうなったでしょう。
著者は、この絵本を通して、「家族とは何か」ということを子どもたちに問い掛けているのだと思います。
不思議な石から始まる家族の物語を、子どもたちに読み聞かせたい一冊です。
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『ロバのシルベスターとまほうの小石』○作/ウィリアム・スタイグ○訳/せたていじ○評論社
[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2019年9月7日号(2339号)4面 (8,770,853byte)
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