2019年09月07日
弓道の全日本選手権2大会にダブル出場する若林功さん
弓道日本一を決める全日本男子選手権大会(9月20〜22日、三重県伊勢市・神宮弓道場)に福浦の若林功さん(58)=教士六段=が出場する。若林さんは来月に行われる遠的の全日本選手権(10月18〜20日、東京都渋谷区・全日本弓道連盟中央道場)の兵庫県代表にも選出。両大会で健闘を誓っている。
7月の近畿地域予選会で2位となり、2年ぶり2度目となる全日本選手権の出場権を獲得。さらに、遠的選手権の代表権を懸けた先月25日の県予選は1位で、こちらは3年ぶり2度目となる出場を決めた。同じ年に両方の全日本選手権に出場するのは赤穂市からは初めてだ。
高校で弓道を始めてから40年。3年前に県の強化選手に選ばれ、強化練習に参加したことで長年の稽古で培った成果が少しずつ花開いてきた。今年も強化選手の指定を受け、月3回ほど明石の県立弓道場で国体代表選手らとともに高いレベルで技を磨いている。
初出場だった前回の全日本選手権は「何がなんだかわからないまま出番を迎えてしまった」といい、予選で敗退。遠的選手権も出場110人中70位に終わり、決勝へは進めなかった。
「全日本は特別な雰囲気がある。経験を活かして、どちらの大会も前回を上回る成績を残したい」と若林さん。今年3月に所属する赤穂弓友会の会長に就任しており、誇りをもって大会へ挑む。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2019年9月7日号(2339号)1面 (8,770,853byte)
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