2019年10月09日
3警察署が合同実施した広域緊急配備訓練=赤穂署提供
市境や県境を越えて逃亡しようとする犯人を迅速に検挙する体制を確認しようと、赤穂署は所轄が隣接する相生、備前の2署と広域緊急配備訓練をこのほど実施した。
備前署管内で特殊詐欺事件が発生し、キャッシュカードをだまし取った犯人が逃走した、との想定。犯人役の警察官は日生駅から電車で播州赤穂駅へ移動し、待機していた仲間の車で逃亡を図るという複雑なルートを選んだ。
3署は互いに情報を共有して犯人を追跡。約1時間後に上郡町梨ヶ原の国道2号を逃走中の犯人車両を検問で取り押さえた。
同署は2017年6月、高砂市内で発生した特殊詐欺事件の容疑者を緊急配備中の有年交番署員が逮捕した実績があり、「平素から訓練を重ね、的確な初動対応を実践していきたい」と話している。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2019年10月12日号(2343号)3面 (6,750,618byte)
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