2019年10月22日
日展で6年連続入選の清水まみさん
「改組新第6回日本美術展覧会」(公益社団法人日展主催)の書の部の審査結果が21日発表され、塩屋の書道講師、清水まみさん(63)が入選した。清水さんは6年連続6度目の入選。書の部門は応募総数8682点のうち入選は1066点だった。
「自分が書きたいと思う歌を題材に選ぶ」という清水さん。今年の題材には新古今和歌集から清原深養父の和歌「鳴く雁の音(ね)をのみぞ聞く小倉山霧立ち晴るる時しなければ」を選んだ。一つ一つの線にこだわり、漢字とかながバランス良く融合した作品を仕上げた。
所属する「正筆会」では今年から常任総務。連続入選が続く中、作品づくりのことが頭から離れず、「正直、しんどいと思うこともある」と吐露する。それでも、「最近は、作品を通して自分の内面を見つめるようになった」といい、これからも書に向き合っていく。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2019年10月26日号(2345号)1面 (5,851,470byte)
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