赤穂民報

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市民が考えた「2030年の赤穂」

2019年10月30日

  • 赤穂市の将来像について話し合った「まちづくりワークショップ」

    赤穂市の将来像について話し合った「まちづくりワークショップ」

 赤穂市の新総合計画策定へ市民同士が話し合う「まちづくりワークショップ」の最終回が29日、加里屋中洲の市民会館であり、市の理想像を示すキャッチコピーについて意見を出し合った。
 参加者らは5〜6人ずつのグループに分かれ、「実現したい2030年の赤穂市のイメージ」をテーマにキーワードをピックアップ。「福祉」「教育」など同じ分野のものをまとめる作業を通じて特に重視したいものを絞り込み、キャッチコピーを考案。議論を通して赤穂の将来像やまちづくりのあり方について考えを深めた。
 発表では、「子育て環境日本一」「誰もが主役になれる街」「歴史から未来を創造」といった言葉を織り込んだキャッチコピーが各グループから披露された。参加者からは「自分が感じていなかった赤穂の良さや課題に気付けた」「こうした機会をもっと設けてほしい」などの声があった。
 ワークショップは2021年から10年間の基本的なまちづくり指針となる「2030赤穂市総合計画」の策定にあたり、市民参画の機会として市が主催。10代から70代までの約60人がエントリーし、9月から4回にわたって開かれた。
 市長公室の平野佳秀室長は、「人が集まるのか不安もあったが、幅広い年齢層の参加があった。まちづくりの原点は市民と改めて感じた」と話した。提案されたキャッチコピーは「総合計画策定の参考資料としたい」(市政策担当係)としている。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2019年11月30日号(2349号)4面 (12,536,879byte)


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