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《市公共工事贈収賄》下水道課工務係長にも現金 地検が起訴

2019年11月14日

 赤穂市発注公共工事の入札情報を教えた見返りに現金を受け渡したとして、神戸地検は13日、市上下水道部下水道課工務係長の男(39)=坂越=を加重収賄などの罪で、土木会社「馬場組」元社長の男(55)=大津=を贈賄などの罪で、それぞれ起訴した。
 起訴状によると、係長は2017年10月21日、中広の下水管理センターで、同市発注の浜市地区雨水渠整備工事(11月1日入札執行)の設計金額と最低制限基本価格を元社長(当時は社長)に教示。同年12月12日、大津の同社事務所で元社長から謝礼として現金10万円を受け取った、とされる。
 係長は先月24日、同工事の入札情報を漏らしたとして、兵庫県警捜査2課に官製談合防止法違反容疑で逮捕された。その後の調べで現金を収受していた容疑が固まり、加重収賄容疑で追送検された。起訴を受け、市は13日付けで係長職を解任し、分限処分(起訴休職)とした。


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掲載紙面(PDF):

2019年11月23日号(2348号)3面 (10,883,156byte)


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