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高校野球の県選抜で台湾遠征へ

2019年11月26日

  • 高校野球の兵庫県選抜に選ばれた山本颯真投手

    高校野球の兵庫県選抜に選ばれた山本颯真投手

 兵庫県高校野球連盟が12月に台湾へ派遣する県高校選抜チームのメンバーに、県秋季大会で55年ぶりに8強入りした赤穂からエースの山本颯真(そうま)投手(17)=2年、鷏和=が選出された。「自分の良さを最大限発揮したい」と意気込んでいる。
 「バッターの狙っていないところに投げきる自信がある」というマウンドでの駆け引きと精密なコントロールが持ち味のサウスポー。カーブとスライダー、チェンジアップにフォークと多彩な変化球を駆使し、打者を打ち取る。「コンディションが特に良かった」という9月の県秋季大会では好リードとバックの堅守にも支えられ3試合連続完封。好投が評価されて県選抜メンバー18人の一人に抜擢された。
 チームの顔ぶれには報徳、明石商、神戸国際大附など強豪校が並ぶ。メンバー発表後にあった顔合わせでは「制服を着ていても体つきのすごさがわかった」と少し気後れしたが、役員からの「自信とプライドを持て」との言葉で気持ちを切り替えたという。
 チームは12月22日から27日まで台湾に渡り、5試合を行う。頓田郷平(とんだ・きょうへい)監督(32)は「秋季大会ではチームとともに一試合ごとに成長した。今回の遠征でさらに2倍、3倍伸びる可能性がある」と期待。山本君は「自分に出来ることを精一杯頑張る。周りから吸収して、経験をチームに還元したい」と前を見据えた。


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掲載紙面(PDF):

2019年11月30日号(2349号)1面 (12,536,879byte)


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