2019年12月03日
母校で講演した「さくらぐみ」オーナーシェフの西川明男さん
御崎の人気イタリア・ナポリ料理店「さくらぐみ」オーナーシェフの西川明男さん(58)が3日、母校の赤穂西中学校で講演。「私が歩んできた道」と題し、夢と目標を持つことの大切さとおもしろさを語った。
西川さんは21歳だった1981年、加里屋のお城通りに「さくらぐみ」を開業。当時は姫路にもなかった本格パスタや直輸入の石窯で焼くピザなどでファンを獲得した。「風景がナポリにそっくり」と2010年に現在の場所に移転。イタリア料理の国際普及団体「真のナポリピッツァ協会」からアジア初の認定を受けた。
県教委の「プロから学ぶ創造力育成事業」の講師として招かれた西川さんは1、2年生約150人を前に仕事着のコックコート姿で登壇。父の急逝を受けて大学を中退して洋食店で働き始めたアルバイト時代の苦労や単身イタリアに渡って義士装束を着て現地の料理イベントで名前を売った当時の思い出のほか、現地の料理人や主婦から教わったレシピを活かしてスイーツ店とジェラート店もオープンした経験や「地元を盛り上げたい」との思いから地域活性化イベントにも取り組んでいる思いなども語った。
「人があまりしないことをするのが好き」「イタリアにありそうでない料理を考えるのが楽しい」などとポジティブな自身の性分を語り、「念ずれば花開く。最初にイメージした結果にどうすれば早く行けるかを考える。到達すれば、また次へ向かっていく。そうすれば充実した人生になるんちゃうかな」と話した。
2年の前田健祐君(14)は「チャレンジ精神とやる気を見習いたいと思った」と先輩の講演に刺激を受けた。
掲載紙面(PDF):
2020年3月7日号(2362号)3面 (7,494,482byte)
コメント
念ずれば花開くは、坂村真民さんの詩ですが、念じて花が開いた人って数少ないでしょう
西川さんは、本当に花が開いたのですね
投稿:念ずれば花開く 2019年12月05日
せっかくの西川さんのお話、3年生にも聞かせて欲しかったです。こんな機会はもう無いかもなのにとても残念・・・
投稿:残念 2019年12月04日
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。