2008年12月10日
赤穂市教育委員会は9日、赤穂東中学校で1年生108人分の成績データーなどが入ったUSBメモリー(パソコン用記憶装置)を紛失したと発表した。「成績ファイルはパスワードで保護されており、外部へ情報が漏れることはない」としている。
市教委によると、今月2日、男性教諭(31)が所有するメモリーがなくなっていることに気付いた。捜しても見つからず、5日に市教委へ報告し、警察に紛失届を出した。
メモリーには、1学期に行われた1年生の中間、期末テストのうち、男性教諭が担当する科目の採点結果と全校生徒の名簿が入っていた。1学期の成績を記録した7月以降、ノートパソコンといっしょにかばんに入れて保管していたといい、いつ、どこで紛失したかは不明。
市教委は平成17年に学校における個人情報の取扱いルールを定めたガイドラインを策定。データーの保存先は職員室に備え付けた専用パソコンに限定し、個人情報を校外に持ち出す場合は学校長の許可を得ることを義務付けていたが、この教諭は許可を得ていなかった。
同校は10日夜、臨時の保護者会を開いて説明と謝罪する予定。市教委は「今回の事案を教訓に、個人情報の取扱いについて、さらに厳重にしたい」としている。
[ 事件事故 ]
掲載紙面(PDF):
2008年12月13日(1826号)1面 (7,334,444byte)
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