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民俗資料館で「幻の赤穂緞通展」

2008年12月10日

  • 民俗資料館で開催中の「幻の赤穂緞通作品展」

    民俗資料館で開催中の「幻の赤穂緞通作品展」

 郷土工芸のすばらしさを知ってもらおうと、「幻の赤穂緞通作品展」が加里屋の市立民俗資料館で開かれている。
 市教委が平成3年から開いた「赤穂緞通織方技法講習会」の受講者らでつくる「赤穂緞通を伝承する会」(井関京子会長、16人)が主催。
 会員らが制作した一畳織と、家具の一部に緞通を組み合わせた屏風やライトスタンドなど約15点。「嵯峨」「蟹牡丹」といった大正末期から昭和初期にかけて織られた古緞通3点も展示している。
 握り鋏、卓上型の織機など道具に加え、作業の様子を撮影したパネル写真も掲示し、赤穂緞通の制作過程を知ることのできる内容になっている。
 同資料館は講習会が初めて開かれたときの会場だった。井関会長は「活動の原点となった場所で作品展を開くことができ、感慨深い。赤穂緞通を知らない人にも見てほしい」と話している。
 来年1月25日(日)まで午前9時半〜午後5時。火曜休館。Tel42・1361


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2009年1月1日(1829号)4面 (4,402,246byte)


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