赤穂民報

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楽しいくらし

2008年12月13日

  • 「スプーンおばさんちいさくなる」○作/アルフ・プリョイセン○絵/ビョーン・ベルイ○訳/おおつかゆうぞう○偕成社

    「スプーンおばさんちいさくなる」○作/アルフ・プリョイセン○絵/ビョーン・ベルイ○訳/おおつかゆうぞう○偕成社

 朝起きると、朝食の準備が出来ていたら…。日々のくらしのなかで家事に追われていますと、ついつい手を抜きたくなり、こんなことを考えてしまいます。
 こんな私の思いを表現してくれているスウェーデンの絵本がありました。
 ネズミに部屋の掃除をさせ、ネコに食事の後片付けをさせ、犬にベットの片付けをさせ、そして、雨や風や太陽にまで仕事をさせる物語です。
 あまりにも発想がユニークなのに驚きました。まさに、くらしのなかから生まれた楽しい絵本です。
 家電製品に囲まれた台所からは、こんな作品は生まれないでしょう。
   * * *
「スプーンおばさんちいさくなる」
○作/アルフ・プリョイセン○絵/ビョーン・ベルイ○訳/おおつかゆうぞう○偕成社
   * * *
 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089


絵本で世界を旅しよう ]

掲載紙面(PDF):

2008年12月13日(1826号)4面 (7,334,444byte)


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