2020年04月26日
散弾銃の弾丸が当たったとみられる車のドアの弾痕
赤穂市周世の民家駐車場に駐車中の軽トラックに散弾銃とみられる弾丸が当たった事案で、発生当時、軽トラックのすぐそばに高校生と小学生の兄弟2人がいたことが住民への取材でわかった。
住民の話では、4月25日午後2時25分ごろ、男子高校生が駐車中の軽トラックの後ろ付近で野球の素振り練習をしていたところ、「シュー、バンッ」という大きな衝撃音が発生。知らせを聞いた家族が軽トラックの運転席側のドアに傷が付いているのに気付き、さらに地面にパチンコ玉のような金属球が1個落ちているのを見つけ、警察に通報した。駐車場敷地内にある倉庫のコンクリートブロック壁にも何かが当たって欠けたような跡が2か所見つかった。倉庫の中には小学校低学年の児童がいたという。
また、発生当時、駐車場から南西300〜400メートルの千種川河川敷で、兵庫県猟友会赤穂市支部の会員数人が有害鳥獣駆除を目的とした銃猟を行っていたことが警察や市などへの取材でわかった。
赤穂署は銃猟の弾丸が何らかの原因で民家の方向へ飛んだ可能性があるとみて、会員らから当時の状況を聴取している。
兄弟の祖母は赤穂民報の取材に、「もし、車がなかったら孫に当たっていたかもしれないと思うとぞっとする。二度とこのような恐ろしいことのないようにしてほしい」と対策を訴えた。
[ 事件事故 ]
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掲載紙面(PDF):
2020年5月16日号(2370号)4面 (8,230,421byte)
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