赤穂民報

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「市職員」名乗り詐欺 現金167万円被害

2020年05月14日

 「市職員を名乗る男にキャッシュカードをだまし取られた」として、赤穂市内の80代無職女性が5月14日、赤穂署に届け出た。口座からは現金約167万円が引き出されており、同署が詐欺事件として捜査している。
 同署によると、13日に被害者宅へ「市役所職員」を名乗る男から、「保険料を徴収し過ぎたので払い戻します」「平成発行の通帳は使用できないので市役所職員がまとめて手続きします」などと電話があった。同日、黒っぽいスーツを着た30歳前後の背の高い男が来訪し、女性や夫などの名義の金融機関通帳4冊を渡したという。
 そのうちキャッシュカードも渡して暗証番号を聞き出された3つの口座で、13日から14日かけて現金が引き出されていた。
 同署によると、特殊詐欺被害が管内で確認されたのは今年初めて。「キャッシュカードや通帳を他人に渡さず、暗証番号は絶対に教えないで。不審な電話があれば、すぐに警察に通報を」と呼び掛けている。


事件事故 ]

掲載紙面(PDF):

2020年5月16日号(2370号)4面 (8,230,421byte)


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