2008年12月19日
甘い香りを漂わせるウエディングケーキ
坂越のデイサービスセンター「いきしま」にピンク色のウエディングケーキ(高さ約120センチ、直径約60センチ)が飾られている。本体は発泡スチロールのため食べられないが、表面はバニラエッセンスを混ぜた砂糖でコーティング。近寄ると甘い香りが漂い、目と鼻の両方で利用者らを楽しませている。
日本調理製菓専門学校=姫路市=に通う周世の井口絵理さん(18)が卒業記念で制作。「入所のお年寄りに喜んでもらえれば」と先月下旬に寄贈した。
粉砂糖にゼラチンを混ぜたシュガーペーストを約10キロ用意。一つ一つ手作業で大小約800個の花びらを細工し、ペーストで覆った表面に飾り付けた。赤、青、黄など色とりどりのカーネーションやチューリップが美しいメルヘンチックなケーキになった。
「三々九度」で結婚式を挙げた世代の利用者らには、なじみの薄いウエディングケーキだが、「まるで食べられそう」と一足早いクリスマスプレゼントにうれしそうだった。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2008年12月20日(1828号)4面 (8,744,503byte)
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