2020年05月31日
JR播州赤穂駅の南側ロータリーで迷惑駐輪の自転車に警告札を取り付ける市職員
JR播州赤穂駅南側ロータリーの迷惑駐輪に対する市民の苦情を受け、ロータリーを管理する赤穂市が対策強化に乗り出した。
迷惑駐輪があるのは、ロータリー北西寄りの藤棚下。近くの事業所で働く男性の話では、「3月下旬には20台近く停めているときもあった」という。新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言で人の外出自体が減ってからもゼロにはならなかった。6月から学校が再開し、社会活動が徐々に元に戻っていけば、「また、迷惑駐輪が増えるのでは」と心配する。
刑法には放置自転車を取り締まる条文がなく、各自治体が条例や規則で対応している。自治体によっては、駅前などを「禁止区域」に指定し、放置された自転車やバイクを即時撤去した上で持ち主に保管料を請求できる条例を定めているところもある。
赤穂市は2010年に定めた要綱に基づき、盗難車でないことを警察に照会した上で警告札を取り付け、おおむね2週間経ってもそのままなら撤去して保管。6か月後までに持ち主の申し出がなければ廃棄処分できるという取り決めだ。2018年9月からの1年間で市全体で22台を処分したという。
市は5月下旬、迷惑駐輪の5台に警告札を取り付け、駐輪禁止を示す看板を設置した。前述の男性は「まちの玄関口なんだし、マナーを守ってほしい。市はちゃんと管理を」と要望を話していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2020年6月6日(2373号)4面 (9,147,827byte)
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