2008年12月20日
景気悪化を受けて大学生や高校生が就職内定を取り消されている問題で、関西福祉大学の学生も1人が内定を取り消されていたことがわかった。
大学が学生から報告を受けたのは「11月」。詳細な時期など状況については「個人情報に関わること」として公表していない。他にも内定を取り消された学生がいないか、ゼミを通じて聞き取ったが、「今のところ、その他に報告はない」という。
学生の就職活動を支援している同大キャリア開発室の山口博文室長は「(内定取り消しは)問題だと認識している。もし、学生から要請があれば対応を検討したい」と話している。
また、赤穂高校では就職志望者11人のうち3人が公務員試験に合格、8人が民間企業の内定を得た。進路指導担当の米家邦洋教諭によると、「今のところ、内定取り消しといった話はない」という。
「7月の求人票受付時は前年並みの募集があったが、それ以降の追加求人がぴたっと止まった。このままの状況が続くと、来年はかなり厳しい状況になりそう」と先行きを心配している。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2008年12月20日(1827号)1面 (5,225,212byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。