2020年07月02日
外出自粛の中、学生たちが協力して完成させた「リモート絵画」
新型コロナウイルス感染防止のためオンライン授業となった関西福祉大学の学生10人が、ネット会議でパートを分担して一枚の絵を創り上げる「リモート絵画」に取り組んだ。
テーマは「合と逢」。完成した作品が加里屋のJR播州赤穂駅改札横ギャラリーで7月18日(土)まで展示されている。
教育学部児童教育学科の金子美里ゼミで学ぶ2回生が「こんなときだからこそ出来ることを」と発案。ウェブ会議システムで全体の構図を話し合った。動物など生き物をモチーフとすることを申し合わせ、画材は各自の自由とした。
展示初日の2日、赤穂駅に作品を持ち寄ると、クレヨン、色鉛筆、ちぎり絵など多彩な作品が集まった。ゼミ生同士が対面したのも、この日が初めて。作品を並べて掲示して縦約1メートル、横1・8メートルの一枚のハートフルな絵が出来上がると、自然と拍手が沸いた。
「繋がろうという思いがあれば、困難の中でも頑張ることができると知りました」と中須賀元哉さん(19)。監修した金子講師は「状況を前向きに捉えて取り組んだ学生たちの明るさを作品から感じてもらえれば」と話している。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2020年7月4日号(2377号)4面 (14,676,640byte)
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