2020年07月11日
塩屋の堂山池から窒素分を多量に含んだ水が流入した農業用水から基準値の18倍の窒素が検出された問題で、赤穂市が実施した2度目の水質検査では全窒素の値が基準値の2倍に低減したことがわかった。
農繁期に入って大津川からの取水が始まったため希釈されたとみられる。
1度目の検査(5月7日採水)では、1リットル中18ミリグラムの全窒素を検出。堂山池の水からは同83ミリグラムという高い数値が検出された。
2度目の検査は6月10日に用水路で採水。池の水は「おそらく変化がない」(市環境課)として調査対象から外した。
検査結果をめぐっては、地元農家の間で窒素過多による悪影響を心配する声がある。市農林水産課は「検査結果についてコメントする立場にないが、地元からの要望があれば、県の農業改良普及センターに助言を求めたい」と話している。
[ 社会 ]
関連サイト:
掲載紙面(PDF):
2020年7月11日号(2378号)1面 (5,428,231byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。