2020年07月21日
「土用丑の日」に供えられた坂越浦の海水
坂越の製塩メーカー、赤穂化成(池上良成社長)は「土用丑の日」の21日、坂越浦でくみ上げた海水を上仮屋の赤穂大石神社へ供え、無病息災と家内安全を祈願した。
夏の土用の潮は一年で最も霊験あらたかとされ、伊勢神宮では毎年の土用にくみ上げた海水で塩をつくり、神前へ奉納する習わしがあるという。
この日は当日朝にくみ上げた海水約3000リットルの一部を木桶に入れて拝殿に供え、横山博好顧問ら社員3人が祈願した。今後、流下式製塩法を再現した同社のプラントで塩分濃度を濃縮してから平釜で煮詰め、お盆までに50キロ分の塩を製造。「土用の力塩」として特製パッケージに封入し、同神社へ奉納するという。
「多くの人々が無病息災で過ごせるように、りっぱな塩をつくって」と飯尾義明宮司。奉納された塩は縁起物として活用するという。
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掲載紙面(PDF):
2020年8月1日号(2380号)3面 (8,631,834byte)
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