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創作人形で「懐かしい昭和」渡部美智子展

2020年10月30日

  • 展示作品の一つ

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 企画展「渡部美智子 創作人形展〜懐かしい昭和の風景〜」が加里屋の赤穂市立民俗資料館(大河龍生館長)で開かれている。
 もんぺ姿で談笑するお年寄り、かごに入った野菜や果物が並ぶ行商、街頭紙芝居に集まった子どもたち。たつの市龍野町堂本の人形作家、渡部美智子さん(67)が生まれ育った高知の農村での記憶を頼りに子どものころに目にしていた日常風景を人形で再現している。
 「自分の中で物語やドラマを作り、そのシーンを再現するように人形を作っています」と渡部さん。同館は「昔懐かしい昭和の暮らしや子どもの遊び、四季の風景などを感じ取ってもらえれば」と来館を呼び掛けている。
 退屈そうに時間を持て余している現代の高齢男性を表現した「毎日が日曜日」など新作を含めて24点を展示。顔のしわや指の節、血管まで精巧に表され、まるで血が通っているようだ。
 11月22日(日)まで午前9時〜午後5時(入館は4時半まで)。水曜休館。大人100円、小・中学生50円。Tel42・1361


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2020年10月31日号(2390号)4面 (10,103,089byte)


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