2020年11月04日
園児たちも手伝った神米の脱穀作業
東有年自治会(沖知道会長)は4日、東有年八幡神社の神田で、来年の祭礼行事に用いる神米の脱穀作業を実施。役員と自治会総代、有年幼稚園児の計約20人が一緒に秋の実りを収穫した。
同神社の頭人行事(市無形民俗文化財)は夏至の日に「お田植え祭」、旧暦8月1日に「八朔祭」を行い、10月の大祭を迎える。神米は八朔祭で配る「トリノコ」(赤飯のおにぎり)や大祭で振る舞われる餅になり、稲わらはしめ縄の材料に使われる。
同自治会では、子どもたちに地域の伝統を伝えようと、地元幼稚園に田植えと収穫への参加を毎年呼び掛けている。今年は先月28日に園児を招いて稲を刈り、垂木にかけて1週間乾燥。この日は稲の束を子どもたちが運び、大人の手で脱穀機にかけた。
約60キロ分の玄米が収穫できたといい、年長組の田淵寛都君(5)は「食べるのが楽しみ」。沖会長は「子どもたちと一緒に作業できてよかった」と喜んだ。
掲載紙面(PDF):
2020年11月7日号(2391号)1面 (4,878,774byte)
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