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貴重な鉄道写真を地元に寄贈へ

2020年11月10日

  • 明神電車の展示写真を小林史朗会長(左)に案内する吉栖清美さん

    明神電車の展示写真を小林史朗会長(左)に案内する吉栖清美さん

 「一円電車」の愛称で知られる「明延鉱山明神電車」の保存継承に取り組む「『鉱石の道』明延実行委員会」の小林史朗会長(62)=養父市大屋町=が、加里屋のJR播州赤穂駅自由通路ギャラリーで開催中の「但馬の鉱山を走っていた『明神電車』写真展」を観覧した。
 明神電車は明延鉱山から約6キロ離れた神子畑選鉱場を結んだ鉱山鉄道。運賃が1円だったことから「一円電車」の呼び名で親しまれた。鉱山の閉鎖に伴い、1987年に廃線となったが、郷土の産業遺産として車両を保存。小林会長ら地元ボランティアが体験乗車会を開き、まちおこしに役立ててきた。2017年に日本遺産認定された「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」の構成文化財となり、今年3月には県有形文化財に指定された。
 写真展は福浦の鉄道写真家、吉栖清美さん(81)が1963年に撮影した約40点で12月14日(月)まで。小林会長は「地元でもあまり記録が残っていない時代の写真で、しかもカラー。現存しない車両も写っていて大変貴重です」と一枚一枚の写真に見入った。吉栖さんは「資料として役立ててほしい」と、これらの写真を養父市教育委員会へ寄贈する予定にしている。
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 写真展の会期が12月14日(月)まで延長されましたので、記事を変更しました。(2020年14時20分)


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