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赤穂緞通で学校マスコット

2020年11月20日

  • 完成した新作を手に笑顔の赤穂緞通同好会のみなさん

    完成した新作を手に笑顔の赤穂緞通同好会のみなさん

 赤穂特別支援学校(内海貴美子校長)の赤穂緞通同好会が同校マスコットキャラクターをデザインした新作を完成。部員たちが1台の織機を交替で動かし、2年がかりで作り上げた。
 11月20日(金)から24日(火)まで中広のイオン赤穂店で開く同校作品展で展示する。
 同校では2012年から高等部の作業学習に赤穂緞通を導入。「赤穂緞通を伝承する会」の会員有志がサポートし、4年前にクラブ活動の同好会が発足した。
 出来上がった新作は、同校キャラクター「あかとくまる」を7色の綿糸で表現。昨年4月から部員たちが放課後にコツコツと機を織り、伝承する会の廣畑富美子さん(69)=板屋町=が糸を摘んで仕上げた。縦50センチ、横27センチで、これまで同好会が製作した作品の中で最も大きいという。
 キャプテンの坂本万実さん(17)=3年=は「赤穂緞通をつくるのはとても大変。でも、みんなで一緒に織るのは楽しい」と笑顔。監修した伝承する会の井関京子会長(67)=元沖町=は「『頑張ったで賞』と『みんなで仲良く賞』をあげたい」と拍手を送った。
作品展は同店2階特設コーナーで午前9時〜閉店(最終日は午後3時)。緞通のほか、児童生徒のコラージュ画や立体工作など約30点を展示している。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2020年11月21日号(2393号)4面 (9,473,567byte)


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