2020年11月22日
戦後75年に改めて平和を誓った赤穂市戦没者追悼式
戦争で亡くなった地元出身者を慰霊する「赤穂市戦没者追悼式」が中広の市文化会館ハーモニーホールでこのほどあり、終戦から75年の節目に平和と不戦を誓った。
赤穂市における戦没者は、明治10年(1877)の西南戦争から昭和20年(1945)に終戦した太平洋戦争まで1381人を数える。
追悼式は、例年は市遺族会が開いており、今年は5年に一度の市主催。新型コロナウイルス感染防止対策として座席間隔を広げて会場設営し、参列者数を前回の6割に当たる約150人に絞った。全員にマスク着用を求め、国歌は声を出して歌わずに演奏を流すなど配慮した。
牟礼正稔市長は「先の大戦から学び取った貴重な教訓を忘れることなく、世界の恒久平和と豊かな市民生活の実現に向け、努力し続けていくことを心より誓う」と式辞。来賓が追悼のことばを述べ、参列者が祭壇へ献花した。
義父を戦争で亡くした北野中の出口眞佐子さん(73)は「戦争のない世の中が続くことを願います」と話した。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2020年11月28日号(2394号)1面 (4,108,793byte)
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