2020年11月25日
暴力団排除活動で兵庫県知事から地域安全功労表彰を受けた藤野高之さん
永年にわたり暴力団排除活動の推進に努める「暴力団と関係を断つ会」の藤野高之会長(77)が今年10月、6年間務めた兵庫県暴力団追放組織地域連絡協議会の会長を勇退。功績を称え、兵庫県知事から地域安全功労表彰を受けた。
藤野さんは1992年の断つ会発足時から会長として運動をリード。2002年には県下で同様の運動に取り組む団体に連携を呼び掛け、連絡協議会の設立に尽力した。14年から会長に就任し、各地の運動をサポート。デモ活動では先頭に立ってマイクを握り、組事務所に向かって「暴力団はいらない!」と声を張り上げて運動を勇気づけ、複数の地域で暴力団組事務所の閉鎖にこぎつけた。
最近の暴力団情勢について、「暴力団同士の抗争で発砲事件も起きており、極めて危険な状況。半グレ集団の活動も活発化している」と指摘し、「赤穂では2011年以降、市内に組事務所がない状態が続いているが、いつ新たな勢力が入り込んでくるかわからない」と警戒を強める。「大切なのは『結束』と『継続』。安全で安心な社会を守るための運動を引き継いでいきたい」と語った。
[ 社会 ]
コメント
地域安全功労表彰受賞まことにおめでとうございます。
長年にわたる暴力団排除活動への尽力に感謝、そして敬服します。
今後も元気で活躍されることを祈っております。
投稿:元赤穂市住民 2020年11月28日
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