2021年01月02日
赤穂市が商品開発した「播州赤穂 塩の国の塩」
昔ながらの製法で赤穂塩を再現しようと、赤穂市は御崎の「赤穂海浜公園・塩の国」にある復元塩田施設を活用し、「播州赤穂 塩の国の塩」を商品開発。市内の土産物店や旅館などでこのほど売り出した。
流下式塩田の枝条架で濃縮した海水を、製塩メーカーの赤穂化成が平釜で煮詰め、にがり成分を減らした「真塩」と、にがりを多く含ませた「差塩」の2種を商品化した。
かつて赤穂では千種川をはさんで東西に塩田があり、東浜塩田は江戸方面を中心に出荷した差塩、西浜塩田は主に大坂で流通した真塩を生産した。江戸時代の蘭学者、司馬江漢が「赤穂塩、日本第一なり」と著書に記すなど品質の良さで名を高めた。
市によると、真塩はさっぱりとした味わい、差塩は濃厚な味わいが特長。天候条件が良ければ、合計で年間最大4トンを生産できるという。いずれも1袋200グラム入り500円(税別)。市は赤穂市内に限定して販売場所となる店舗や事業所を募集している。Tel43・6838(市商工課)。
掲載紙面(PDF):
2021年1月1日号・第1部(2398号)4面 (6,788,350byte)
コメント
紙面版の記事で、東浜塩田と西浜塩田、差塩と真塩の関係について、記事が誤っておりました。ホームページ版のとおり、「東浜塩田は江戸方面を中心に出荷した差塩、西浜塩田は主に大坂で流通した真塩を生産した」が正しいです。訂正の上、おわびします。
投稿:赤穂民報 2021年01月02日
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