2021年01月07日
ジュニア男子74キロ級で日本新記録を樹立して優勝した藤井優弥さん
40代男子93キロ級優勝の小笠剛志さん
パワーリフティングの第25回ジャパンクラシック選手権(12月19・20日、明石市)で中広の藤井優弥さん(22)=RECON=がジュニア男子74キロ級でV。ジュニア日本新記録を樹立し、今大会のMVPに表彰された。また、40代男子93キロ級では加里屋の小笠剛志さん(46)=パワーハウス赤穂=が初優勝した。
パワーリフティングはバーベルを肩に担いで屈伸する「スクワット(SQ)」、ベンチ台で仰向けになって押し上げる「ベンチプレス(BP)」、床から持ち上げる「デッドリフト(DL)」の3種目で持ち上げた合計重量を競う。
藤井さんはSQ255・0キロ、DL300・0キロでジュニア記録を更新。BP165・0キロを加えたトータルで720・0キロを出し、昨年7月に自身がマークしたジュニア日本記録(700・5キロ)を塗り替えた。初優勝した23回大会以来2年ぶり2度目の優勝を飾った。
2019年にスウェーデンで開かれた世界選手権に出場したのをきっかけに、その年からアメリカ人コーチと契約。トレーニング方法や競技テクニックなどについてオンラインで指導を受けている。会社員として働きながら主に姫路市内のスポーツジムを拠点に練習を積み、記録が飛躍的に伸びたという。
今回の優勝により世界選手権(10月、ベラルーシ)の出場権を獲得した。「ジュニア(23歳以下)での出場は最後のチャンスになる。750キロまで記録を上げて優勝を目指したい」と意気込んでいる。
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40代男子93キロ級の小笠さんは552・5キロ(SQ205・0キロ、BP147・5キロ、DL200・0キロ)で優勝。これまで全国大会では準優勝が最高成績で、「初めて優勝できてうれしい」と喜んだ。
日頃は所属先でトレーナーとして利用者をコーチする立場。「人に教える中で学ぶことが多く、自分自身の競技にも役立っている」といい、「さらに記録向上を目指して挑戦を続けたい」と語った。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2021年1月16日号(2400号)4面 (7,988,278byte)
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