2021年02月03日
赤穂市発注の御崎配水池整備工事をめぐる贈収賄事件で、貯水槽メーカーからの収賄容疑で逮捕された浄水施設担当課長の男(58)が、警察の調べに対し容疑を認める供述をしたことが捜査関係者への取材で3日までにわかった。「消費者金融から借りた金の返済に充てた」などと話しているという。
捜査関係者によると、課長は消費者金融に約200万円の借金があり、その返済のために貯水槽メーカー森松工業(岐阜県本巣市)に現金210万円の賄賂を求め、見返りとして同社の製品が納入されやすいように工事の仕様や図面を変更したとみている。共謀して賄賂を渡したとして贈賄容疑で逮捕された同社社員3人も容疑を認めているという。
4人を取り調べている兵庫県警捜査2課は、課長が借金した理由や、同社が賄賂を用立てた原資については明らかにしていない。
同課は2日、課長の勾留延長を請求し、2月10日まで延長が認められた。引き続き、身柄を置かれている兵庫署で取り調べを受けるものとみられる。
[ 事件事故 ]
掲載紙面(PDF):
2021年2月6日号(2403号)1面 (10,926,494byte)
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