2021年02月20日
局員の連携で詐欺被害を未然に防いだ赤穂塩屋郵便局のみなさん
詐欺被害を未然に防いだとして、赤穂塩屋郵便局(本田充局長)に赤穂警察署から署長感謝状が19日贈られた。
同署によると、今月2日午前10時ごろ、局内ATMから現金70数万円を振り込もうと操作方法を尋ねてきた70代女性に局員と主任が応対。女性は「SNSでお金を貸してほしいと頼まれた」などと話し、不審に感じた主任が課長に報告した。「よく知っている人で詐欺ではない。早く振り込んでほしい」と話す女性に対し、課長は送金を思いとどまるよう説得。タイミングよくパトロールで立ち寄った警察官に引き継いだ。
同署によると、女性に送金を要求したのは外国人男性を名乗る人物で、女性は英文メールで連絡を取り合っていたものの、一度も会ったことのない相手だった。警察の身元捜査では実在が確認できず、「詐欺の可能性が極めて高い」(同署)という。
赤穂市内では今年に入って特殊詐欺が3件発生。被害額は約3500万円に上る。藤原秀憲署長は「被害を食い止めていただき、本当にありがたい」と感謝。女性に応対した主任局員は、「研修で詐欺の手口は理解していましたが、実際に身近で起こって驚きました。お客様が私たちを信用して、いきさつを話してくれたことが被害防止につながったのだと思います。これからもより丁寧な接客に努めたいです」と話した。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2021年2月27日号(2406号)1面 (8,072,256byte)
コメント
兵庫県は詐欺の被害が多いらしいので気をつけないとhttps://jocr.jp/raditopi/2020/12/13/201853/
投稿:鉄平 2021年02月23日
いつも利用していますが、本当にみなさん親切な方ばかりです。
今回は被害を防がれてよかったですね。
投稿:塩屋の住人 2021年02月21日
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