2021年03月23日
ワクチン集団接種へ向けて行われた模擬訓練
新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場の一つに予定されている南野中の赤穂すこやかセンターで23日、接種の手順を確認する模擬訓練があり、一連の流れの中で課題をチェックした。
同センターで接種業務を担う市医師会の医師や看護師、市職員など約120人が参加。被接種者役として老人クラブ会員がボランティアで協力した。
訓練では玄関口での検温と受付に始まる手順を実際に行った。被接種者役は医師の問診を受けてから接種ブースへ。証明書を受け取って次回接種の予約を済ませ、保健師が15分間経過観察した。副反応が発生した場合を想定し、救急車へのストレッチャー搬送も訓練した。
この日の訓練は問診から接種のラインを2本設け、被接種者役53人が経過観察を終えるまでに約1時間半を要した。市は今のところ、「2時間で100人」に接種する計画を立てており、「受付で人が滞留した。きょうの訓練を踏まえて人員配置や接種体制を改善していきたい」(新型コロナウイルスワクチン接種対策室)と話した。
国と県がこれまでに明らかにした情報によれば、65歳以上高齢者に優先接種するためのワクチンとして赤穂市には4月19日の週にまず1箱(975回分相当)が到着する見込みとなっている。集団接種を開始する日程について市は「その後のワクチン供給の目途が明確になっていないので、まだ申しあげることができない」としている。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2021年3月27日号(2410号)1面 (5,518,205byte)
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