2021年04月03日
赤穂市議選の立候補者ポスター。当落線上は混戦か
任期満了に伴い、定数18に20人が立候補した赤穂市議選は4月4日(日)に投開票日を迎える。各陣営からは「コロナ禍で選挙運動がやりづらい」「有権者の動向が読みにくい選挙」との声もあり、当落線上は混戦模様。
2日16時時点の予報では投票日当日の天候は「雨時々曇」で、投票率への影響が結果を左右する可能性もある。
立候補したのは現職13人、新人7人。赤穂市議選では最も少ない出馬人数(補選を除く)となった。党派別では無所属16人、共産1人、公明2人、維新1人。男性18人、女性2人。年代別では30代3人、40代1人、50代4人、60代11人、70代1人で、平均年齢は57・70歳(前回59・48歳)となった。
人口減と高齢化に伴い税収減と社会コスト増大が進む中、地域医療と福祉、地域活性化、防災、環境保全など多岐にわたる市政課題に市議としてどう取り組むのか問われる選挙。度重なる市職員の不正再発防止、産廃最終処分場建設計画への対応、議会活性化への取り組みも注目される。
新型コロナの感染拡大リスクを気にして個人演説会を取り止め、街頭演説中心の選挙運動に切り替えた陣営やSNSを活用して政策や理念を訴える候補者もみられる。ある現職候補は「今までは有権者と握手したときの感触で支持の広がりや熱気を感じていたが、今回はそれができず、フワフワした感じ」と話す。別の候補者は「街頭演説を聴く人は聴いてくれている。手応えがある」と自信を見せた。
前回の市議選は21人が出馬し、最多得票は1589票、最下位当選は891票だった。投票率は過去最低の59・90%で、同市議選で初めて6割を切った。
3月27日時点の選挙人名簿登録者数は3万9774人(男1万8880人、女2万0894人)。4月2日までに5284人が期日前投票を済ませた。前回同時期比で1033人増加しており、市選管は「コロナ禍で動向がつかみにくい面はあるが新人候補が多く立候補したことで現職も刺激を受け、選挙戦が活性化すれば」と投票率アップを期待している。
期日前投票は3日(土)午前8時半〜午後8時で終了。4日の投票は午前7時〜午後8時に公民館や集会所など22カ所で行われ、午後9時から市民会館で即日開票される。大勢判明は午後11時ごろの見込み。
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赤穂民報は各候補者に立候補動機や重点政策などを質問したアンケート結果を「赤穂市議選2021立候補者紹介サイト」で公開。「市議として特に取り組みたいこと」「議員定数のあり方についての考え」などの問いに対する回答を掲載しています。
また、4日夜は「赤穂民報ウェブサイト」で開票状況を速報。無料で閲覧できます。
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期日前投票の投票数を4月2日時点のものに更新しました。(2021年4月3日7時45分)
[ 社会 ]
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掲載紙面(PDF):
2021年4月3日号(2411号)1面 (9,148,522byte)
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