2021年04月13日
道路の損傷箇所を補修する市職員
「通りがかった道にくぼみが出来ているのですが、どこに言ったらいいですか」と読者から問い合わせがあった。
加里屋中洲の加里屋川にかかる水影橋に近い市道に直径40センチほどのへこみがあるという。市役所に連絡すればよいのだが、そういえば赤穂市が道路損傷情報をLINE(ライン)で受け付けるシステムを導入したはず。ちょうどよい機会と思い、通報してみた。
システムを使った通報の手順は、まず赤穂市公式ラインを「友だち追加」。道路が損傷している現場で、通常メニューの「道路の損傷報告」→「LINEで通報」→「位置(GPS情報)を送信」をタップすると、現在地が市役所に伝わる。その上で通報フォームに損傷状況と発見月日を入力し、現場写真を添付して送信。道路修繕を所管する土木課のグループラインに届き、所属する全員に情報共有される。
同課によると、道路損傷に関する通報はカーブミラーのゆがみなどを含めると、「だいたい1日に1件」あり、緊急性が高い場合は即日補修に着手するという。今回も「緊急性が高い」として、通報したその日のうちに職員の手で補修が行われた。
従来は自治会経由の通報がほとんどで、SNSを使った情報提供は昨年12月下旬に試験運用を始めてから「今回が初めて」だという。同課は「今後も電話だけでなくSNSも活用して情報収集し、道路の安全管理に努めたい」と話している。
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