2009年01月16日
創作劇上演に向けて熱心に稽古する有年小6年生児童
有年小学校(塩田進校長)の6年生児童12人が郷土の民話をモチーフにした創作劇「有年物語」の上演に向けて演技練習している。公演日まで約2週間。「芝居を通して、この地域のよさを伝えたい」と取り組んでいる。
総合学習の一単元として平成17年度から6年生が3学期に上演。4年目の今年は「有年のよさ再発見」をテーマに先輩が残したシナリオを一部改訂。地域の古老から昔話を聞いた転校生が、次第に郷土愛を芽生えさせていくようすを3部構成で描く。
2学期中に完成したシナリオを各自が持ち帰り、冬休み中に読み込んだ。5年生が制作した背景画、歴代受け継がれている衣装や小道具も準備完了。本番まで毎日2時間の特訓で演技を磨くという。
14日は初めて衣装、かつらをつけて通し稽古。舞台での立ち位置や台詞の言い回しを確認した。
悪代官役の大谷龍平君(12)は「憎らしさを出せるよう、役になりきる」と自分なりに仕草を研究。松井あかりさん(12)は「見ている人に伝わるように言葉を大切に演じたい」と話していた。
担任の大河祥子教諭(50)は「何事も一生懸命の子どもたち。先輩たちに負けないぐらいの演技を見せてくれるはず」とがんばりに期待している。
公演日は1月30日(金)。同校体育館で午前10時半開演。観覧自由。Tel49・2081。
掲載紙面(PDF):
2009年1月17日(1832号)1面 (8,327,702byte)
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